全ての住宅は木造でいいわけ

 まず住宅を建てる場合、構造は大きく2つに分けることができます。
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

1、木造・・・〇建築費用を含め修理・修繕が安い。
       〇耐用年数(22年)が短いため、減価償却費が大きく節税に有利。
       ×耐用年数(22年)が短いため、長期ローンを組みにくい。
       ×台風・地震に弱く、遮音性も低い。

2、RC造・・・〇台風・地震に強く、遮音性も高い。
       〇耐用年数(47年)が長いため、長期ローンが組みやすい。
       ×耐用年数(47年)が長いため、減価償却費が低くなる。
       ×建築費用を含め修理・修繕が高い。

※軽量鉄骨造という選択もありますが、全てにおいて木造・RC造の中間的なメリット・デメリットとなるため外させていただきました。


<まとめ>

・RC造の耐用年数が47年であるが、その前に設備関係等が大きく変わりその工事費が高くなる 。(例:追い炊きやオール電化、断熱性能や耐震性など20年前と今の比でない技術進化がある。)
・耐風圧・耐震性において集成材やその壁量の正しい配置により木造でも強固につくれる。
・遮音性に優れた新建材が多く開発された。そもそも住宅において隣の部屋の気配は感じ取れたほうが安心できる。
・なにより人間も動物なのだから、コンクリートや石膏ボードより木に触れたり匂ったり経年劣化を楽しんだり木とともに過ごすほうが心身ともに健康的だと思う(マウスによる実験にもあるように)