家:立地について

 家を購入する際に一番重要視するものは「立地」じゃないでしょうか?

ファサード(見た目)や設備関係はいくらでも後から変更できますが、土地に付随している家の場合、一度決めてた場所から変更することは容易なことではありません。(曳家・移築やトレーラーハウスでも)

 

では、立地に関係する事柄に順位をつけていきましょう。

 

<例1>旦那さん(34,会社員)、奥さん(32,専業主婦)、娘さん(5)、息子さん (3)の四人家族 

(1)子供の通学路

2、通勤のし易さ

3、買い物の利便性

 

(1)この場合の通学路とはお子様の幼稚園・小中学校までの距離ではなく安全性です。

近くても車がビュンビュン通るのに歩道がなかったり、風俗店や変質者が多発する場所が通学路に含まれてないか確認しましょう。

 確認場所→交番や警察署の生活安全課(周辺の犯罪の発生日時・状況)

少し面倒かもしれませんが、アクティブな統合失調症の隣人とローン返済期間中戦い続けるリスクを考えれば不安の芽は事前に摘み取っておくべきです。

 

(2)通勤のし易さの基準は家から会社までのドア・ツー・ドアの時間でなく座ってリラックスできるかどうかです。

 電車で座れればそこでメールチェックや仕事の予習にあて会社でデスクに座る時間をなるべく短くするよう努めます。車通勤の場合も仕事に関連する論文や対談、仕事の時短テクなどの動画をあらかじめダウンロードしておき、音声を聞き流しながらでも世界中にアンテナを張り巡らすことができます。

 快速停車駅や本数を気にする人もいますが、乗り遅れないように5分前に着けばいいだけですし、人身事故が多い線(週に何度もあるわけでないし)でもリラックスさえできれば駅でも車内でもそこはオフィスにも趣味の部屋にもなります。

 

(3)買い物の利便性はスーパーが近ければそれに越したことはないのですが、そういった所は誰にでも利便的な環境なので割高な傾向になります。

 なので4人暮らしであれば、一週間分を休みの日に買い溜めするか生協のカタログ販売・イトーヨーカドーやイオンのケータリングサービス(一定金額で送料無料)ですませてしまいましょう。たとえ買い忘れたとしても今はコンビニで大概のものは買えてしまします。

 

この優先順以外にも公立校の教育水準を気にする人もいますが、今は学校教育より塾の不出来で学力がきまる傾向があります。

 近隣にいい塾がない場合でもハイレベルな通信教育(Z会や進研ゼミ)を利用し、高校からは旦那様の通勤スタイルを参考に他地域へ通学したほうが、地元という強いアイデンティティが生まれ社会に出ても武器になる有意義な義務教育期間を送れると思います。

 

 ・お子さんがいない場合や家族が皆成人している場合でこの優先順位は変わりますが

時間あたりの費用対効果を考えたり、ながら作業できる環境に置き換えることで

自分だけのベーシックを確立し、お金に左右されない立地選び をしてみませんか。